フェイスケア

冬の乾燥時期に目立つ毛穴開きを自宅で保湿ケアする方法を徹底解説

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冬の乾燥した空気は肌トラブルを起こしやすく美容の大敵です。

しかし乾燥が招く肌トラブルはそれだけでなく、冬の毛穴開きも引き起こします。

実は夏の毛穴開きよりも厄介かもしれない冬の毛穴開き。

今回はその原因と自宅でできるケア方法についてご紹介します。

目次で確認

空気の乾燥と毛穴開きの関係

一般的に毛穴が開きやすい原因として挙げられるのは、顔の皮脂量が多く、詰まった皮脂のせいで皮脂腺が大きくなってしまうアブラ肌や、皮脂腺の働きが活発でニキビができやすく、炎症したニキビが悪化し毛穴の開きとして残ってしまうニキビ肌です。

ですが、実は冬の空気が乾燥した季節になると、乾燥肌が原因となり毛穴が開いてしまうことがあります。

空気が乾燥するとなぜ毛穴が開いてしまうのか

まず、乾燥肌による毛穴開きにも2つのタイプがあります。

皮膚のたるみが原因となって起こる毛穴開き

肌は通常、表皮(特に最外層の角質層)に覆われていることで水分の蒸発を防ぎハリを保っています。

しかし空気の乾燥などにより肌が乾燥して水分量が少なくなると、ハリを保つことが出来なくなり、皮膚が重力に逆らえずに下がってきてしまいます。

皮膚がたるむことにより毛穴が引っ張られて広がり、毛穴開きが起こります。

また、このタイプの場合は加齢にも要注意です。

皮膚のたるみは乾燥だけでなく加齢により顔の筋肉が衰えることによっても起こるので、顔の筋力を失わないようにすることにも意識を向けることが必要です。

 

最近テレビやCMでご存知の方も多いと思いますが、シャンプーには3つのタイプがあります。

石油系シャンプー
アミノ酸系シャンプー
ベタイン系シャンプー

出典:ステマなしのおすすめシャンプー5選

 

 

硬くなってしまった肌の自己防衛機能が原因で起こる毛穴開き

乾燥により水分が蒸発して失われた肌は、カサカサになり硬くなっていきます。

通常時の顔は適量の皮脂に覆われていることにより保湿され、さらに顔に存在している常在菌が皮脂を分解することで顔の表面は弱酸性の状態が保たれ、外敵の病原菌などから肌を守っています。

よって、乾燥で硬くなった肌は水分や皮脂が失われたと認識して、自己防衛機能により元の状態に戻そうと皮脂を積極的に分泌します。

そして硬くなってしまった毛穴に大量の皮脂が送りこまれることで、皮脂が詰まってしまいます。

通常時の柔らかい毛穴なら皮脂は簡単に抜け出せますが、乾燥で硬くなってしまった毛穴ではうまく皮脂を排出することが出来ません。

その結果、皮脂の詰まりが解消されずに起こるのが毛穴開きです。

冬の毛穴開きはファンデーションでも目立ってしまう

夏のアブラ肌やニキビ肌による毛穴開きよりも、冬の毛穴開きのほうがファンデーションで隠すのが難しく、目立ちやすいという特徴があります。

それは乾燥により肌のキメ自体が乱れて粗くなるからです。

毛穴は皮膚の表面にある溝と溝の隙間に分布しているため、肌のキメが粗くなると皮膚表面の溝の隙間が見えやすくなり毛穴が目立ってしまいます。

だからこそ冬の毛穴開きはごまかすことが出来ず目立ってしまうので、乾燥対策をして根本的に解決する必要があります。

毛穴開きを放置すると帯状毛穴やシミ、ニキビ肌になる?

冬の毛穴開きをケアせずに放っておくと、さらなる肌トラブルを引き起こしてしまう危険性があります。

帯状毛穴

皮膚のたるみによる毛穴開きを放置した場合、たるんで広がった毛穴どうしが小じわによって繋がり、毛穴が帯状に連なって見えてしまう帯状毛穴という肌トラブルを引き起こしてしまうかもしれません。

帯状毛穴はそれだけで肌が汚く見えてしまったり老けて見えてしまったりするので、美容の大敵ですが、さらに厄介なのは帯状毛穴が原因となり肌の溝が深くなることで大きなしわに繋がってしまうことです。

毛穴開きがシミの原因になる

肌の自己防衛機能により起こる毛穴の皮脂詰まりを放置した場合は、毛穴の開きやしわにとどまらずシミの原因となってしまうことがあります。

毛穴に詰まった皮脂は穴の出口付近で古い角質や汚れと混ざって角栓になります。

角栓は外気と触れることで酸化し黒くなります。

それにより毛穴は黒ずんで見えるのですが、それを放置すると毛穴の中が皮脂や汚れで埋まり、菌が繁殖しやすい環境が作られてしまいます。

繁殖しすぎた雑菌は内部で炎症を起こすため、菌の繁殖しやすい状態で炎症が長引くと、やがて皮膚内部のメラニン細胞が刺激され、メラニン(シミの元となる黒い色素)が産生されやすくなります。

それによりシミが出来やすい肌質になってしまいます。

また、詰まった角栓自体が周囲の細胞を傷つけてしまい炎症を引き起こすことで、よりメラニン細胞を刺激することもあります。

他にも、毛穴が詰まった状態が続くとニキビの原因となるアクネ菌が繁殖しやすい環境になるため、ニキビが出来やすい肌質にもなってしまうなど様々な肌トラブルの原因となってしまいます。

自宅でできるケア方法とその効果および注意点

自宅でも簡単にできる冬の毛穴開きのケア方法ですが、根本的に解決するためにはやはり乾燥対策が一番です。

エアコンの使用を控えめにする、加湿器等を使って加湿する、保湿クリームなどで肌を保湿するなどが乾燥対策の基本です。

それ以外に重要なのは、規則正しい生活サイクルで生活するということです。

特に夜間の正常な時間に睡眠をとることは細胞の再生や代謝の面で非常に重要です。

また過度なダイエットや栄養バランスの偏った食事など、乱れた食生活も肌には良くないので避けるべきです。

次に肌に対する直接的なケアですが、日常生活の中で肌に与えてしまう主なダメージは摩擦です。

特に乾燥している状態では摩擦によるダメージをもろに受けてしまいます。

具体的には入浴、洗顔時に注意すべきポイントがある

それは綿素材のタオルを使う、低刺激性の洗顔クリームを選ぶ、顔を洗う時には指で力を入れて洗うのではなく手のひらで優しく洗うということです。

これらのことに気を付けるだけでも肌に対する摩擦のダメージは軽減させることが出来ます。

さらにバスタブにつかるときにも注意すべきことがあります。

熱すぎるお湯や長風呂は体温を上げてしまい、乾燥した肌にかゆみを増してしまいます。

そうすると肌を掻いてしまいダメージを与えてしまいます。

また、長時間の入浴は皮脂を落としすぎてしまうので乾燥にも繋がります。

理想的な入浴方法は、38度から40度のお湯に10分程度つかることです。

適度な温度、時間による入浴は血行を良くし全身をリラックスさせる効果があるだけでなく、皮膚の汚れを落としやすくできるため、あまりこすらずに優しい洗浄で体を洗うことが出来ます。

さらに適度な入浴後は保湿剤が肌に浸透しやすくなるため、相乗効果が期待できます。

皮膚のたるみが原因となる毛穴開きの具体的なケアについて

すでに開いてしまった毛穴に対して効果的なのは収れん化粧水です。

収れんとは締めるという意味で、収れん化粧水は毛穴を引き締める効果を持つ化粧水のことです。

ただし収れん化粧水には大きな注意点があります。

それは、収れん化粧水の多くはエタノールを含んでおり、洗顔後にすぐ使うと刺激が強く肌を傷めてしまう可能性があります。

そのため、使用する際は別の化粧水や乳液でしっかりと保湿をしてから使う必要があります。

また、収れん化粧水は肌質的に合わない人もいるので、初めて使用する場合はパッチテストをしてから使うのが良いでしょう。

他にはレチノール配合化粧品が効果的です。

レチノールはビタミンAのことでアンチエイジング効果が期待できる成分として知られています。

レチノールはコラーゲンの産生を促進させることで、失われた肌のハリや弾力を取り戻す効果があります。

それにより肌全体がふっくらとするのでたるみの解消とともに、毛穴自体が隠れて目立たなくなります。

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また、たるんだ皮膚を引き締めるには美顔器による超音波マッサージも皮膚のリフトアップ効果があり効果的です。

皮膚の自己防衛機能による毛穴の皮脂詰まりのケア

こちらも効果的なのは収れん化粧水です。

収れん化粧水には毛穴の収れん作用だけでなく皮脂の分泌を抑える効果もあるので、毛穴を引き締めるとともに皮脂の過剰な産生を抑えることが出来ます。

他にはビタミンC誘導体配合の化粧水がおすすめです。

ビタミンC誘導体の働きは収れん作用の他に、コラーゲンの生成と皮脂分泌の抑制などもあるので、皮膚のたるみによる毛穴開きと皮脂の詰まりによる毛穴開きの両方に効果が期待できます。

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それぞれの化粧水を使うタイミングですが、夜間に水分が失われたり皮脂が産生されたりしているため、朝起きたらすぐに洗顔し、保湿クリームなどを使ったのちに使用するのがおすすめです。

また、入浴後も肌に浸透しやすいタイミングであるため使用すると良いでしょう。

間違った毛穴開きケア方法

間違った肌のケア方法は毛穴開きの解決にならないどころか、悪化させてしまう危険もあります。

主に挙げられるのは、刺激の強い成分が含まれているピーリング剤での角質のピーリングや、毛穴パックや指で押し出すことによる角栓の除去です。

それらは強い刺激や物理的なダメージにより肌を傷つけ、さらに乾燥してしまったり他の肌トラブルを招いたりしてしまいます。

冬の毛穴開きについてまとめ

空気が乾燥する冬には乾燥肌やかゆみ肌などの肌トラブルに敏感になりがちですが、それとともに毛穴開きが目立ちやすい季節でもあります。

もちろん保湿が最も効果のある総合的な対策ですが、それだけではなく日常生活の中で気を付けるべき習慣や自分に合った化粧水を選び使うことで、潤いあるお肌を保ち毛穴開きを防ぎましょう。